人生逆転を本気でする徒然逆転記

平凡以下な人生から逆転を半年ですると決意した

2.新聞業界とパチンコ業界

新聞は広告と購読料の両輪

 

 前回パッと東日本大震災までの状況を書きましたが、新聞は広告と購読料の両輪で成り立つと言いました。

 

 新聞と折り込みチラシ。新聞と新聞内の広告。この2つが曖昧ですが、チラシは新聞販売店の売り上げ。新聞内に掲載されている広告は発行本社の売り上げ。です。

 

 今回は新聞販売店の売り上げのチラシに関してです。このチラシの最大の売り上げ元はパチンコチラシです。パチンコ業界の発展とともに新聞部数は増えてきました。これを原資としてあの景品というものがあるのです。読売新聞なんて3ケ月で9000円のクオカードくれましたからね。

 

 パチンコ海物語なんて2000年代誰でも知っていましたよ。3500万人のパチンコ業界でしたから。ですが、このピーク以降広告規制が入りチラシの内容→配布基準→チラシ禁止等の多くの規制が入りました。大震災で一気に減った時期と重なり年々パチンコチラシは新聞に折り込みしなく出来なくなりました。

 

 新聞の部数維持=景品を与えるという構造が崩壊していきます。新聞の部数のおそらく20%は過剰景品で生まれた部数です。更に10%は販売店の架空部数です。ショイ部数といわれています。

 

 パチンコの衰退とともにこの30%は整理していかなくてはなりません。更に前回の新聞の3種配達にもメスが入るという危機感がありました。景品法違反しているなら法律で守るものではない。ここから、全国地方含めて景品の縮小も本格的に始まりました。

 

 新聞は必要ないから衰退したと論じる人は基本間違っています。元々必要ないものに景品で底上げしていたのですから。9000円で5000円もしくはただ同然に購読している人たちが大勢いたのですから。元々衰退していたのです。

 

 大震災前の10代といわれる学生通称学。1人暮らしの大学生とかですが、その当時100人居れば30人~50人は景品とか使い購読していました。ただ、現在2018年では100人居れば3人購読が限度でしょう。

 

 景品とかでなく、無料でも不要と言ってくるので。新聞は無料でも要らないというのが現在の通説です。ここまで下がった理由にスマホは当然ですが、新聞販売店も学は取らないから営業しないという状況が出来上がっています。